資格取得までのコース
薬剤師の資格をとるまでの流れを紹介します。
資格取得までの流れ
「薬剤師」の資格を取るためには、受験資格を得て、薬剤師国家試験に合格する必要があります。
受験資格は、薬剤師法で、薬学の正規の課程のうち修業年限を6年とする課程を卒業した者とされていますので、まず、6年制課程の薬科大学や大学の薬学部に進学することが必要となります。
※ 令和5年10月末現在、薬学部を設置している大学は全国に79校あります。
薬学部では、くすりに関する様々なことを学びます。
基礎薬学と医療薬学・臨床薬学という2つの分野に大別されます。
基礎薬学では、有機化学や無機化学など化合物に関する基礎的知識などを学びます。
医療薬学・臨床薬学では、体内で薬がどのように作用するかといった知識、さらには病気やその治療法などを学びます。
なお、6年制課程の中で、4年次に薬学共用試験があります。この試験に合格し、5年次に進むと、病院と薬局での実務実習が行われます。実務実習では、実際の病院や薬局に行って、調剤や管理、医薬品や患者情報、チーム医療、地域保健など必要な項目を習得します。6年次は、卒業論文の制作に取り組むとともに、国家試験対策などを行います。
薬剤師国家試験は、例年3月に2日間の日程で実施されています。
試験に合格すると、申請により厚生労働省の薬剤師名簿に登録され、厚生労働大臣から薬剤師免許が与えられます。